塩尻未来会議

レポート
2016/11/17

[塩尻未来会議]「子育てしやすいまちをみんなでつくろう!」を開催しました!

「塩尻未来会議」は、まちの課題をみんなで考えて、課題解決に挑戦したいという人たちを応援していくために、市民や企業、NPO、行政がともに対話をする場として継続的に開催されています。

2016年度3回目となる塩尻未来会議は、11月17日(木)、塩尻市大門一番町の公共施設「えんぱーく」で開催されました。開始は10時。実はこれは未来会議としては初めてのこと。子育てがテーマなので、おかあさんたちが集まりやすい時間に設定されました。会議後にランチ会があるのも初めての試み。なごやかかつにぎやかでおいしい会になりました。

グループごとに自己紹介した後には、まずの酒井亜紀さん、小口宮環子さん、北村実里さんによる「しおじり子育てネットの会」活動の紹介。3人は「塩尻のママたちに役に立つたのしいサイトをつくりたい」と塩尻市の「しおじりまあるいこそだてネット」の中に「しおっ子ねっと」を立ち上げたばかりです。「しおっ子ネット」は、口コミ情報をふくめた子育て情報サイト。「初めてのことでむずかしい」といいつつも楽しそう。あちこちのお店に足を運んで取材をしているのだそうですが、「レストランやお店の情報や、子育てに関する情報を募集中」だとのこと。3人が集まったきっかけは、塩尻市の「子春日和」という6歳までの子どもをもつお母さんのための子育てサロンで同い年の男の子がいることから仲良くなったのだそう。「子春日和」では、おかあさんのインターン情報も掲載さ れています。ちなみに「しおじりまぁるい子育てネット」では、子どもの生年月日を入力しておくと、成長に合わせて検診情報が見られる便利なサイトだそうです。

次のグループワークでは、ふせんに「こどもにこんなことをさせたい!」「こんなことがあったらいいな」「こんな情報があったらいいな」「おすすめのお店」などを書いてもらいました。

それぞれ「まちのなかにふれあいコーナーがあるといいな」とか「子どもとのお散歩コースがあるといいな」などいろいろな思いがありました。中には、最近、おばあちゃんになる方の「これから“初めててじじばばになるための講座があるといいな」や、愛妻家のおとうさんの「奥さんの手づくりを販売できる場所があるといいな」などもあり、それぞれの意見を交換したのちには、「離乳食が食べられるお店がないという話、そういえばそうだなと思いました」とか、「全国的に女医さんも出産を機にやめてしまう人が多いというお話を聞いて驚きました」など、子育てには多様な側面があることに気付かされます。

続いて、旬の野菜を届ける「ちび商人」の活動を中島裕子さんとレストラン「ラ・メゾン・グルマンディーズ」のオーナーシェフ友森隆司さんが、子どもを持つ前の人々を対象としたイベントなどを行っているNPO法人「ぱぱとままになるまえに」の活動を理事の古瀬正也さんが、それぞれ紹介してくださいました。

「ちび商人」は、「地元産の旬の野菜を地元のみなさまにお届けする」ことと、「廃棄される野菜がもったいないので、子育てしながらおかあさんたちが働く場所をつくる」ことを目指して友森さんが始めた活動で、今年から新鮮で子どもに食べさせても安心な野菜のセレクトショップ兼マルシェ「こせ〜る」では、「親御さんにまず食を知っていただくことが食育の始まり」(友森シェフ)と、月一回料理教室も開かれています。(友森シェフの思いについては、インタビューをご覧ください

NPO法人「ぱぱとままになるまえに」は、まさにパパやママになる前、あるいは結婚する前の人たちを対象に、妊婦さんをゲストにお話を聞いたり妊婦体験を行ったり、助産婦さんと出産施設のツアーを企画したり、出産をめぐる情報発信などを行い、親になることについて「知る機会をつくり、考えて、向き合う」場をつくっています。「親になるってたいへんじゃないかと思うこともあるかもしれないのですが、目指しているのは自然とパパとママになることに憧れる社会になったらいいなということ」と古瀬さん。塩尻市とはこれまで5回、若い人たちが子育て経験者の話を聞き、結婚や将来のこどもとの生活などについて語り合うワークショップを行っています。

ふたつの活動のお話を聞いた後は、古瀬さんのいう「知る」「考える」「向き合う」ことができるまちをつくるために、自分たちでできること、みんなと一緒に考えてみたいこと・話してみたいことがある人がリーダーになって、グループディスカッションを行います。
「保育園にこどもを入れる前のおかあさんが働ける仕組みをつくりたい」「結婚・妊娠について気軽に聞けるまちにしたい」「子育ての情報やおかあさんたちの情報ネットワークのためにどんな情報が必要か知りたい」「人生の困難を乗り越えるスキルを伝えたい」などをテーマにワイワイガヤガヤ活発な意見交換が行われました。

そしてその後はランチ会。実はこのランチは「しおじり子育てネットの会」が企画したもの。友森シェフが塩尻の野菜をメインに使ったお料理をつくってくれました。子育て中のおかあさんたちが集まってランチをする機会もそんなに多くありません。とてもいい機会となりました。

まちをつくっているのは私たち自身。ひとりでは難しいかなと思うことでも、仲間がいればできることも多いと思います。楽しいひとときから、私たちの未来が生まれるといいな、と思える時間でした。

(Text:編集室S Photo:Ando“AN”Masaki)